2011年 10月 25日
卒乳
冬になる前に…。と言う人も多いのか。
卒乳は失恋に似ているという。
お母さん達が、
「欲しがって泣いているのにどうしたらいいか対応に困る」
と言う時は、そんな説明をすると納得する人もいる。
みんな?経験した事があるんじゃないでしょうか(笑)。
失恋して悲しんでいる時、「またいい人がいるよ。」とか
「一緒にどこか気晴らしに行こう」とか
いろいろあるけれど、
一番は「あ~だ。こ~だ。」と
信頼できる人に、ただただ気持ちを聞いてもらい、
泣きたい時に沢山泣いたら、また新たな自分になる。次のステップに行ける。
そこに蓋をしてしまったり、ごまかしてしまったら、また出てくることになる。
そんな風に説明すると、納得してくれる。
産まれておっぱいを口にして、栄養として飲み、
そのうち、それが心を満たしてくれるものに代わる。
「悲しい時」、「辛い時」、「何だか不満な時」、「甘えたい時」「眠い時」…
いっぱいいっぱい、おっぱいが癒してくれていた。
そこから、少しづつひとり立ち。
そして卒業を迎える。。。
時には大声で、欲しいよ!と泣いて(うちの子はそうだった(^_^;))
日中、夜中と格闘する時もあるけれど
「飲みたかったね~。我慢しててえらいね。もう卒業だもんね。」とか、
ひたすら共感していると(疲れるけど…)、
自然におっぱいから離れていきます。
お母さんが泣きたくなる時もあるけれど(もちろん一緒に泣いて)
一緒に卒業です。
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先日、1歳半のお子さんと卒乳相談に来られたお母さん。
「飲む回数が少なくなってきて、そろそろ卒乳をと思っているんだけど、
この前風邪をひいてそれからしつこく飲んでいたり。
やめようね。とは話しているんだけど。
でも私の生理が来なくて心配で。。次の子の事もあるし。。。
いつ卒乳したらいいのか悩んでいて…。」との事でした。
一緒に来た○○君、おもちゃの方に行くのですが、こちらの話が気になる様子。
どうやら、「生理が来なくて心配。」と言うお母さんの言葉に
とても反応して泣いていました。
「お母さんの事心配しているのかも・・・。」と伝えると、
泣いて傍に来た○○君に、
お母さんは「そうなの?心配してくれてたの?」と聞き、
抱っこすると激しくわんわん泣いていました。
すごく話が分かっているような…。
「そうだったんだね。。。いつもなら、こういう時「パイパイ」とか言って、
服をめくってくるんです。
今日は全然しない。。。何でだろ。。。不思議です。。。」
「おっぱいがバイバイって分かっているのかもしれませんね。
やめてお兄ちゃんになりたい気持ちもあるのかも」と言うと
「あ~何だか泣けてきた。。」と涙のお母さん。(私もつられて涙…。)
「決心が着きました。卒乳します!」と。
それから数週間して無事卒業を果たしました。
きっと○○君も素敵なお兄ちゃん顔になっていることでしょう。
卒乳はお子さんとお母さんにとって大切なイベントですね。
それには、いろんな時期、タイミングがあっていいのだと思います。
子供はお母さんの気持ち、痛いくらいよく分かっているんですね。。。
じっくりゆっくりその卒乳のイベントに関わらせてもらいながら
子供はスゴイなと改めて感じています。
それにしても、、、
子供は「おっぱい飲んでたの?」って位忘れちゃうんですよね。
失恋のように…(笑)。
by oka-ayuharu
| 2011-10-25 21:07
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