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解体

昔住んでいた家が取り壊されることになった。



もう、その家はおばさんの手に渡って、
先日、兄弟同士で家を解体するにあたって食事会を開いたとか。。。

食事会と言うより、昔の自分たちが暮らしていた家を懐かしむ会かな。

聞いてはいたけど、解体される所を通った。
見るとさすがに悲しい。
別に思い出が消えるわけじゃないのにな…。

産まれてから、小学校ま6年生まで過ごした家。
私の両親は働いていたから、
おばあちゃん、おじいちゃん子で
両親、祖父母、姉の6人家族だった。

帰ってくるといつも祖父母2人は仲良くラジオ体操していたり
庭や時には家の中で(何とかできた)羽根つき、
バトミントン、ボール投げを教えてくれた。

小さいころは、薪のお風呂で、
「おじいちゃんもっと炊いておくりや。」とか
「もっと火弱くしておくりや。」とか、おばあちゃんがお風呂で言ってたっけな。
外ではおじいちゃんが薪をくべていて
私がそばに行くと、その薪のくべ方を教えてくれた。

中学になって、転校しても
何か嫌な事があると、おばあちゃんの家に行って
いろいろ話してかえって来たっけな。

私にとってはあそこが故郷みたいなところで
何でも許してもらえるような場所だったのかもしれない。

とっても古かったけど懐かしい家。

何だか涙が出てくるのだった。。。
「思い出に執着」かな…。
これもまた、「あの時の私よ消えないで」と言う
欲なのかもしれません。

こういう思いを昔の人は幾度も経験してきたのかもしれないですね。
おばあちゃん達に、優しくされて、教育されて
今の私がある。

今の私を大事に思い、その優しさを子供に伝えて行くことこそが
一番、おばあちゃん達が喜ぶ事なのかもしれませんね。
今を大事にしていきたいです。
by oka-ayuharu | 2011-11-16 16:48 | 日々の出来事