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あゆみ助産院(出張専門)    日々の出来事


by OKA
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要(かなめ)君  こんにちは!

先月、お産がありました。



今回のご縁は安曇野にお住いのSさん。
私の方が年齢では少し上だけど、Sさんの方が年上のような落ち着き。

妊婦健診では、いろんな事を教えて頂いたり
笑いも絶えなかったですね。

お産ノートより。。。
『1人目、2人目のお産は病院でのお産。
 それでも自分なりのお産を…と考えてベストを尽くしてきたけれど
 今回はそんな意気込みもいらないっていうのが、一番のリラックスでした。

 健診のたびに受けるマッサージ。
 日常の子供たちとのハチャメチャな生活から、
 ホッと自分と赤ちゃんの時間になれるひと時でした。

 そして当日も、お腹の赤ちゃんはちゃんと知っていたね。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょうどこの時期は、保育園も、小学校も授業参観週間。
重ならなければいいな。。。とは思いつつ、
いつ来るかわからないので
子供たちには、
「お産がなければ行かれるからね!」と言い聞かせていた。

当日の授業参観のために、
以前から、産まれた時~保育園時代の写真を数枚集め(張るのだとか)
産まれた時どう感じたか…とか、今までどんな風に育ってきたか…
などの文章をまとめていました。アルバムを作るのだとか。

それプラス、劇「泣いた赤鬼」(友情の昔話)をやるようで、
自分の言うセリフを練習していました。
そして次年度のクラス替えのため先生とのお別れ会(茶和会)がある様子。


しかし、、授業参観の早朝、
弱い陣痛と破水との知らせ。

始まってからのお産が毎度早いので、
「私は、先に助産院に行ってますね。」と。

あゆみに
「見たかったけど、今日は参観に行かれないや。ごめんね。」
「え~。来れないの?この前も来れなかったじゃん。。。」

「お産始まったし、赤ちゃん産まれて来るとき何かあったら困るでしょ。」と言うと、
「分かったぁ。おばあちゃんに来れるか聞いてみる。」と。

そんなこんなで家を後にし、後からおばあちゃんも都合がつかない事を知った。
聞き分けが良い分少し気になる。
車を走らせていると、ちょうど通学途中の小学校に通う子供の姿が。。。
あゆみと同じ位か?
お父さんと一緒に通勤していたり、
お母さんが通学路の道を見えなくなるまで手を振っている所を見ました。
子供のちょっと照れた、でも嬉しそうな顔。。。

私は、、、同じように子供を愛せているんだろうか…。と。
そう思うと、ポロポロと涙が…。(毎度の事です)

小百合さんはこういう事を何回も経験したんだろうな~とか。。
しかし、、、私がこの道を選んだのだから仕方ない。
だからこそ、仕事がない時には愛してあげないと。
感謝の言葉を伝えないと。。。

な~んて考えていたら
「いけないいけない。また事故に遭ってしまう。今に集中、お産に集中!
 全ては神様にお任せするしかないのです。なるようになる。」と。

助産院で待っていると、
Sさん一家が到着。
「まだまだ弱いかなぁ~。来てはいるけれど。」とSさん。
まだする事もなく、子供たちも退屈してくるので
旦那さんとHちゃんT君は、一旦帰る事に。。
Mさんもお昼を食べて少しお休み…。

経産婦さんは、弱い陣痛から、一たび加速し出すと、
一気に出産になる人もいるのでなかなか気が抜けません。

その加速がいつになるのか。。。赤ちゃん次第。
心をそこに置きながら、日常の中で待つしかないのです。

小百合さんも午後からの訪問を終えて帰ってきました。
ちょっとずつは来ているけれど、
まだ勢いのある陣痛がやって来ないため、

「今からでも間に合う?
交代出来るから、最後だけでも授業参観に顔出して来たら?
最後だけでも顔みたら嬉しいだろうし。
もう大きくなると、授業参観にも「来なくていいよ」って言われるからさ。。。
寂しいって泣いてくれるうちが可愛いよ。」と。。。

いろいろ経験して来たからこその、言葉をかけて下さり、
Mさんも「取り上げてくれる人がいてくれたら私は大丈夫ですから!」と。

「本当にありがとうございます。行ってきます!。」

そして高速に乗って、、、参観へ。「神様ありがとうございます」
学習会は見れなかったけど、茶和会(先生のお別れ会)に出ることが出来ました。
あゆみの驚いた顔と安心した表情。嬉しそうでした。

保護者から一人一言ずつ。。ってのがあって、
「今日は産まれてからの事を話してくれて
久しぶりにあの時の事を思い出して、
うるうるしてしまったのですが…。」なんて意見があったりしました。

全然見れなかったのですが、、、授業参観の余韻が残っていました。
私が見ていたら間違いなく号泣したかも。。。
(見なくて良かったのかも…)

お母さん達の一言を聞きながら
ここにいる、みんなもきっと、
生まれる日や時間を選んでやって来たんだな~。って。
(帝王切開だった子供も選んでいると言います。)

この世に産まれて来たいと願い、そして産まれてきた。
本当に奇跡な事。
この世に誕生できずに絶えてしまう命も沢山あるのだから。。。

産まれてきて、今生きている事が本当に奇跡で、
みんな何か役割を持って産まれてきている。
素晴らしいな~~~。
なんてちょっと思いながら聞いていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
電話を何度も見たけれど着信はなく
終わってから電話すると、少し強くなってきた様子。
「これから向かいます。」と。

到着すると、小百合さんが強くなってきたし
「今家族を呼んで全員こっちに向かっているところだよ」と。

Sさんが「岡村さん待ちでしたよ!(笑)あ~。強くなってきてる~。」

「ありがとうございます!もう、気にかける事は何もないですから
 大丈夫です。思いっきり産んで下さい!」

そして旦那さん、Hちゃん、T君、お姉さんも到着。

旦那さんは、頭の方でしっかりお母さんの手を握り。
緊張している?T君は(花嫁の父親のようだったと後からSさんが言っていました)
何度もトイレに行き、
Hちゃんは産まれてくる所を見たいと定位置にスタンバイ。
お姉さんはカメラマン。

それぞれがそれぞれの位置で赤ちゃんをずっと前から
長い事待っていましたね。
どんどん加速してくる陣痛。
そして、、、つるんっとキレイな赤ちゃんが出てきました。

一番泣いていたのは…お父さんでした。
お父さんは、今まで陣痛には立ち会ってきたけど、
出産を見るのは今回が3人目にして初めてだったそうです。

Hちゃんと、T君は要君のいろんな所を触って、温かさを確かめて
そして、お父さんとHちゃんでへその緒を切りました。

二人目は、自分のためのような、
今回は本当に家族のために産んだっていう気がします。と。
家族の和ですね。

『”自然””自然”と言うと不自然になりがちだけど
 お産って、本当に日常なのだな~…と感じました。
 ”本能と言うか””あるがまま”と言うか…当たり前というか…生活風景というか
 でも、ものすごいエネルギーです!』

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後で、最近完成したお家に行きました。
無垢材が沢山使われている、薪ストーブのあるあったかいお家でした。外には畑。
眺めも素晴らしかった!

寝室にステキな写真が飾ってありました。
家族のお風呂の写真。カメラマンさんに撮ってもらったそうです。
Hちゃんの屈託のない笑顔とお父さん、お母さんの笑顔
T君の恥ずかしそうな後ろ向きで可愛いお尻。
ふすま1枚分位の大きな写真でした。

いつみても笑顔になりそうですね。

お会いしたおばあちゃん(Aさんのお母さん)ともお話ししました。
お産の後すぐに、おじいちゃんと駆けつけて、
今も産後のお手伝いをしてくれています。

「本当に日常なんだな~って。いいものを見させてもらいました。
 産んですぐに触って、
 帰ってきてHとTがチュウチュウしてこの子に
 菌もつけまくっていたけれど、、、。
 だって以前はそんなこと考えられなかったから。。。

 でもすごく元気で泣いて、丈夫でね。
 今までで一番元気に泣いてます。
 本当にそれでいいんだな~って思いました。

 私は、御産婆さんに取り上げてもらったんですって。
 昔はそれが主流だったんですもんね。
 私はもう無理だから、、、

 私が生まれ変わったら是非その時は、お産をお願いします!」と、おばあちゃん。。。
 Sさんと3人で笑いあいました。本当にありがとうございます。

待っていてくれた要君、
いつも周りの状況を観察して確認して、
自分が産まれてきていい時を選んでいるようでした。
(前駆陣痛もそうでしたね)

みんな待っていたよ。

明るい、楽しい家族、新しい巣(お家)でこれからも頑張って下さいね。
応援しています。
これからもよろしくお願いしますね。

また1カ月健診を楽しみにしています。
ありがとうございました!
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by oka-ayuharu | 2012-03-02 21:27 | お産 | Comments(0)