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あゆみ助産院(出張専門)    日々の出来事


by OKA
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結(ゆい)ちゃん こんにちは!

少し暑くなり出す、ちょうど田植えの時期に出産がありました。(遅くなってごめんなさい)



3年前にIターンして、農業を本格的に営み始めた
Oさんご夫婦と知合いになったのは真冬でしたね。

妊娠中はインフルエンザに罹ったり、腰痛、切迫
いろいろな事があったけど何とかなったね。

超自然な古民家の田舎暮らし
薪ストーブ、薪風呂、給湯器もない、冷蔵庫もなかったかな?、もちろんTVなし
外は寒いけど、でもとっても温かさを感じるお家でした。
旦那さんは地域の人々との交流を大切にしているお方。

農業の話しに目を輝かせていたのが印象的です。

陣痛が始まったのは小雨が降りだした日でしたか
陣痛発来から20時間位たって、ゆっくりゆっくり進んで良い調子になって、
「さぁ、助産院に行って産むよ~~~。」と、くねくね道を車で走り助産院へ。
この勢いに任せて生まれるだろうと思ったが
到着するなり、遠のいてしまう。。。

「明日になったら、病院に行かないといけないかも…。」と、軽く赤ちゃんにプレッシャー。
予定を知らせておくと、不思議な事に、
産まれる子は何か意思表示してくれることも…。

まったりとした中
「これが20代と30代の年の差だ。」何て勝手な事を言いながら、
体力を温存しようと言う事に…。

先の見えない中、
ただただ(弱いけど痛い)陣痛に耐える時間。
辛かったと思います。

それでも、眠って、起きて、
「岡村さん、何か今ならご飯が食べられそうなんです。お願いしてもいいですか??」と。
あの時のAさんの眼差しは今でもはっきりと覚えています。
「産みたい!」 そんな気迫が伝わってきました。
私なら、きっと諦めてしまったでしょうに…。
良く頑張っていたね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと余談ですが、
最近では、特に都会の方では、
助産院や自宅で初産婦さんが産めなくなってきているんだそう。
それはもう生活スタイルが昔と全く違って来たこと、
精神的な弱さ、
いろんな因子で、昔とはもう異なるんだそうです。

トイレも和式から洋式になり、しゃがむ姿勢がなくなった。
歩くのが車になって足を使わなくなり筋力が低下した。
電化製品も昔は殆どなかったから、
1日中家事と畑仕事をして体を動かして終わったのだと思います。
だから出産に対して考える余裕もなかった。
主食はお米だったし、質素な食事で余計な添加物も取っていなかった。
最後まで動いていたのだと。

妊婦さんだけでなく、
私や子供も含めてそういった事を見直して行かなくてはならないと思います。

目に見えるものより、目に見えないものを信じる力もあったのでしょうね。
今は考える余裕が沢山あって、知識ばかりが先行して不安を抱くようなものがやたらとあるのです。
これからは、特に初産婦さんには、そういった面で真剣に「産む」事を考えて貰わないといけません。
そしてそれは、私たちのテーマでもあります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まったりとした中、やはり明日には病院か…と思っていた所
少し見ているから、夜は長いかもしれないし子供たちと少し会ってきたら?と小百合さん。
ありがとうございます!

私も少しの間離れることにしました。(離れると進むこともあるんです。)
そして運転しながら

「私達助産婦って何の役割があるんでしょう??
やり尽くすしかないのですよね…。
やっぱり祈る事しかでしょうか?
どうか、何か出来ることがあったら分かりやすく教えて下さい。」

と、祈りながら、ポロポロ涙が出てきてしまいました。
助産院や自宅で産まれる子は産まれ、病院に行く子は病院で…。
赤ちゃんが一番の選択で選んでいるのだから良いのでしょうけれど、、、

それでも、私は神様にいろんなジレンマを吐き出してしまいました。
吐き出し(掃出し)きって、少し落ちつき、
「どんな結果になろうと、やり尽くすしかない」
そんな思いになり、自宅に戻る手前で
小百合さんからのメール。

どうやら進んでいる様子。
子供と少しだけ話し、「ママまた行ってくるね。」と言うと
「頑張ってね~~~。」と。
もう状況を分かっているのか、こういう時は甘えてこない。

私たちの考えもつかないところで起きる事は起きる。
これが神様の計画かぁ…と思いながら、いやまだ分からないけれど…。
きっと最後にわかるのだろう。とにかく今はやり尽くすだけ。

間に合わないかと思う位の進みようだったようで。。。
到着すると待っていた最後の「うぉ~~。」と言ういきみが来ていました。
あれよあれよと言う間に
スルスル~~とまでは初産なので行かないけれど
「オギャー」と出てきた結ちゃんは、お父さんそっくりでした(*^^)。

「可愛い~。こんなに可愛いなんて思わなかった。」と
にこにこしながらお世話していたAさんの表情が印象的です。
田植えも間に合って全てが上手く行った感じでしたね。

『入院生活はお産の後にこんなご褒美があったのかぁ~!!
 岡村さんは全然教えてくれなかったゾ!!と思う位幸せで満ち足りていました。
 美味しいご飯、気持ちの良い布団、窓から見える神社や緑の景色
 日常の気配や会話、生まれたばかりの赤ちゃんとのかけがえのない時間。
 途中何回か諦めそうになったけど、がんばれて良かった。
 1人じゃ頑張れなかった。

 もしこれが一生で一回最後のお産だったとしても
 本当に思い残す事は何もない幸せなお産でした。』お産ノートより
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そんな風に思える出産に立ち会えたこと、
サポートさせて貰えたことに、心から感謝したいです。

ありがとうございました!
これから収穫期まで忙しくて大変だと思いますが
あんまり無理しないで、モリモリ食べてね。

ズッキーニ(お花の中にチーズを入れて天ぷら)&お酒、最高に美味しかったです!(^^)!
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またお会いできますように!!
ありがとうございました!
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by oka-ayuharu | 2012-08-25 07:46 | お産 | Comments(0)